アラムポート株式会社(東京都千代田区)と自然電力株式会社(福岡県福岡市)は、この度、インドネシアにおいて東ジャワの鉄鋼工場2ヶ所と西ジャワの製紙工場1ヶ所の合計3ヶ所に対して、合計4.5MWの屋根置き太陽光発電所導入を受注しましたのでお知らせいたします。
アラムポートと自然電力は、太陽光発電設備の販売事業とその建設事業を行っているATWグループと共同で現地法人「PT ATW Alam Hijau」を設立し、その運営を通じてインドネシアにおける太陽光発電事業を展開しています。
上記3ヶ所の施設には、「PT Steel Pipe Industry of Indonesia Tbk」の鉄鋼工場2ヶ所と段ボールをはじめとした再生紙由来の紙加工品を製造している「PT Eco Paper Indonesia」の製紙工場が含まれます。発電した電気は各施設に直接供給され、自家消費にて利用いたします。
各企業は初期投資を負担せずに価格競争力のあるクリーンな再生可能エネルギーを利用でき、電気代の平均コストを削減します。また、インドネシアの発電方法の主流が石炭火力を中心とした火力発電であることから、消費電力の一部を再生可能エネルギー由来に切り替えることを通じて事業活動における温室効果ガス(GHG)の効果的な削減に貢献します。全体の年間発電量は6,225MWh、年間GHG削減量は3,816t-CO2を見込んでいます。
■ PT Steel Pipe Industry of Indonesia Tbk Vice President Director のコメント
私たちは、製品だけでなく製造工程の見直しを通じて「Improving the Quality of Life」という理念の実現を目指しています。屋上太陽光発電所の導入を通じて、より良い未来を作るためのグリーン・ムーブメントに寄与し、こうした具体的な行動を通じて理念の実現と社会貢献を行ってまいります。
■ PT Eco Paper Indonesia President Directorのコメント
弊社工場における屋上太陽光の導入を通じたATW Alam Hijau社との協業は、持続可能な環境の実現に貢献する取組みの一環です。また、電力コストの削減が見込まれるため、弊社業績にも良い影響を与えると考えております。
■事業概要
太陽光発電設備 定格出力 | 4.5MWp (3ヶ所合計) |
導入施設および所在地 | 「PT Steel Pipe Industry of Indonesia Tbk」 鉄鋼工場2ヶ所(インドネシア、スラバヤ) 「PT Eco Paper Indonesia」 |
着工予定日 | 2021年10月より順次 |
運転開始予定日 | 2021年12月より順次 |
なお、アラムポートは2021年8月7日に株式会社新日本コンサルタント(富山県富山市、以下、NiX)と共同出資により、シンガポールに合弁会社である「ALAM NIX RENEWABLES PTE LTD」(以下、ANR)を設立しており、今後はAEIの出資持ち分をANRに移管し、ANRを通じてインドネシアにおける屋根置き太陽光事業の投資、事業開発を行う予定です。
【PT Steel Pipe Industry of Indonesia Tbkについて】
本社:インドネシア・スラバヤ
代表取締役:Ibnu Susanto
事業内容:主に自動二輪車部品・土木建築・鋼製家具・オイルガス輸送用途向けのパイプ、
および薄板加工製品の製造・販売
URL:https://www.spindo.com/en/home
【PT Eco Paper Indonesiaについて】
本社:インドネシア・スバン
代表取締役:Lili Mulyadi Sutanto
事業内容:板紙(段ボール原紙など)の製造加工
【ATWグループについて】
2017年10月に設立されたATWグループは、太陽エネルギーソリューションに特化し急成長を遂げている企業であり、インドネシアにて合計20MWpのポートフォリオを有しています。「Energy independence for everyone with the power from the sun(全ての人へ太陽の力で自給できるエネルギーを)」という未来を目指し、太陽光発電機器の販売(PT ATW Sejahtera社)、エンジニアリング&建設サービスおよび研究開発(PT ATW Solar社)、ゼロ投資太陽光設備レンタルサービス(PT ATW Alam Hijau社)といった統合型太陽光ソリューションを提供しています。
・WEBサイト:https://www.atw-solar.id/
【株式会社新日本コンサルタントについて】
1979年4月設立。新日本コンサルタントは、建設コンサルタント事業、国内・海外の発電事業を主力事業としており、特別目的会社も含め国内外の15の企業でNiXグループを形成している。特にインドネシアの発電事業においては、現地エンジニアリング法人を中心に、2か所の自社水力発電所を建設・開発中であり、今後も当地での事業拡大を計画している。
・本社:富山県富山市奥田新町1番23号
・代表取締役:市森 友明
・URL:https://www.shinnihon-cst.co.jp/
【自然電力株式会社について】
2011年6月設立。「青い地球を未来につなぐ。」を掲げ、日本全国でグループとして約1ギガワットの自然エネルギー発電事業に携わっている。大規模再生可能エネルギー発電所の設置・運営のための開発・EPC(設計・調達・建設)・O&M(運営・保守)・アセットマネジメント事業に加え、中・小規模発電所によるPPA(売電契約)事業、電力小売り事業といった脱炭素ソリューションの提供を行っている。海外事業にも注力しており、2018年より東南アジア・ブラジルを中心に開発事業・発電事業を展開している。
・本社:福岡県福岡市中央区荒戸1丁目1番6号 福岡大濠ビル3F/6F
・代表取締役:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也
・URL:http://www.shizenenergy.net
【アラムポート株式会社について】
2015年3月設立。アラムポートは、インドネシアを中心に東南アジアにおいて現地ニーズに寄り添った再生可能エネルギー事業推進のため、事業開発・投資、コンサル・アドバイザリー事業を行っている。太陽光、水力、バイオマス等、現地資源に合わせた幅広い自然エネルギー発電事業に携わっている。自然電力は、アラムポートに20%出資している。
・本社:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館6階 GOODOFFICE有楽町
・代表取締役:小谷文人
・WEBサイト:https://alamport.net/