アラムポートは、この度、株式会社新日本コンサルタントを基幹企業とするNiXグループとの合弁会社Alam Nix Renewables Pte. Ltd.(シンガポール、以下「ANR」)を通じて、自然電力株式会社(福岡県福岡市、以下「自然電力」)と開発してきたインドネシアの約1MW太陽光発電所を完工しましたのでお知らせいたします。また、4月19日に、在インドネシア日本大使館田村政美次席公使、在インドネシアスイス大使館Phillippe Strub代理大使ご出席のもと完工セレモニーが開催されました。
ANRと自然電力は、太陽光発電設備の販売事業とその建設事業を行っているATWグループと共同で現地法人PT ATW Alam Hijau(以下「AAH」)を設立し、その運営を通じてインドネシアにおける太陽光発電事業を展開しています。
本事業はAAHが、西ジャワ州チカランにあるPT. Anugerah Pharmindo Lestari(以下「APL」)の物流施設に隣接する土地に設置したものです。ヘルスケアサービスを提供するスイス法人Zuellig Pharmaのグループ会社であるAPLはチカランの工業団地内に物流施設を有し、資材の流通を行っています。本設備で発電された電力はAPLによって使用されます。
APLのPresident DirectorであるChristophe Piganiol 氏は「APLはサステナビリティを事業の核に据えており、戦略パートナーと共により大きな目標を達成していきたい」と述べています。
APLは同社プレスリリースにて、「後世により良い世界を残せるよう、APLはサステナビリティを核にして事業を行います。チカラン物流施設に加えて、APLは太陽光発電所をメダン事業所でも準備を進めており、2022年中の完工を目指しています。当社のサステナビリティの取り組みを通じて、環境に対して良いインパクトを生み出していきたい。」と述べています。
APLは初期投資を負担せずに価格競争力のあるクリーンな再生可能エネルギーを利用し、電気代を削減することが可能です。また、消費電力の一部を再生可能エネルギー由来に切り替えることで、事業活動における温室効果ガス(GHG)の効果的な削減に貢献します。本事業の年間発電量は1,089MWh、年間GHG削減量は669t-CO2を見込んでいます。インドネシア政府は2060年までのカーボンニュートラル達成を宣言しており、本事業はその目標達成にも寄与するものです。
■事業概要
太陽光発電設備 定格出力 | 0.806MWp |
導入施設および所在地 | 「PT. Anugerah Pharmindo Lestari」の物流施設(インドネシア、西ジャワ州、チカラン) |
着工日 | 2021年10月 |
完工日 | 2022年4月 |
■発電所写真、完工セレモニー写真
【自然電力株式会社について】
2011 年 6 月設立。「エネルギーから世界を変える」を掲げ、日本全国でグループとして約 1 ギガワット(2019 年 12月末時点)の自然エネルギー発電事業に携わっている。太陽光・風力・小水力等の自然エネルギー発電所の設置・運営に必要な、開発・EPC(設計・調達・建設)・O&M(運営・保守)・アセットマネジメント・電力小売事業等、すべてのサービスを手掛けている。2018年よりブラジル・インドネシアにて太陽光発電所を着工し、アジア・南米域を起点に世界各国でプロジェクトを進めている。
・本社:福岡県福岡市中央区荒戸1-1-6 福岡大濠ビル3F/6F
・代表取締役:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也
・代表電話番号:092-753-9834
・URL:http://www.shizenenergy.net/
・事業内容:太陽光・風力・小水力等の自然エネルギー発電所の発電事業(IPP)、事業開発・資金調達、アセットマネジメント、個人・法人向け電力小売事業等
【ATWグループについて】
2017年10月に設立されたATWグループは、太陽エネルギーソリューションに特化し急成長を遂げている企業であり、インドネシアにて合計20MWpのポートフォリオを有しています。「Energy independence for everyone with the power from the sun(全ての人へ太陽の力で自給できるエネルギーを)」という未来を目指し、太陽光発電機器の販売(PT ATW Sejahtera社)、エンジニアリング&建設サービスおよび研究開発(PT ATW Solar社)、ゼロ投資太陽光設備レンタルサービス(PT ATW Alam Hijau社)といった統合型太陽光ソリューションを提供しています。
・WEBサイト:https://www.atw-solar.id/
【株式会社新日本コンサルタントについて】
1979年4月設立。新日本コンサルタントは、建設コンサルタント事業、国内・海外の発電事業を主力事業としており、特別目的会社も含め国内外の15の企業でNiXグループを形成している。特にインドネシアの発電事業においては、現地エンジニアリング法人を中心に、2か所の自社水力発電所を建設・開発中であり、今後も当地での事業拡大を計画している。
・本社:富山県富山市奥田新町1番23号
・代表取締役:市森 友明
・URL:https://www.shinnihon-cst.co.jp/
【Alam Nix Renewables Pte., Ltd.について】
2021年8月設立。ANRは、アラムポート株式会社と株式会社新日本コンサルタントを基幹企業とするNiXグループの合弁会社。
・本社:160 Robinson Road, #14-04 Singapore Business Federation Centre, Singapore, 068914
・取締役:小谷文人、西森聡一郎、市森友明、芳尾航
・URL:https://alamport.net/about-us/anr/
【アラムポート株式会社について】
2015年3月設立。アラムポートは、インドネシアを中心に東南アジアにおいて現地ニーズに寄り添った再生可能エネルギー事業推進のため、事業開発・投資、コンサル・アドバイザリー事業を行っている。太陽光、水力、バイオマス等、現地資源に合わせた幅広い自然エネルギー発電事業に携わっている。自然電力は、アラムポートに20%出資している。
・本社:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館6階 GOODOFFICE有楽町
・代表取締役:小谷文人
・WEBサイト:https://alamport.net/