インドネシア・ジャワ島における製紙工場への 3MW屋根置き太陽光発電システム導入事業がJCM設備補助事業に採択 ~環境省「令和5年度二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業」~

2023年10月16日

アラムポート株式会社(以下「アラムポート」)、NiX JAPAN 株式会社(以下「NiX」)、自然電力株式会社(以下「自然電力」)がインドネシア合弁会社PT ATW Alam Hijau(以下「Alam Energy」)を通じて共同開発していた「ジャワ島における製紙工場への3MW屋根置き太陽光発電システムの導入」事業が環境省の「令和5年度二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism:JCM)資金支援事業のうち設備補助事業(以下、JCM設備補助事業)[1]」に採択されました。

アラムポート、NiXと自然電力は、太陽光発電設備の販売事業とその建設事業を行っているATWグループと共同でAlam Energyを立ち上げ、その運営を通じて、インドネシアの製造業等の産業需要家および商業施設向けの太陽光発電レンタルサービスを展開しています。

JCM設備補助事業はインドネシア政府と日本政府の協力の下で実施され、今回採択された事業は、共同事業者であるPT Eco Paper Indonesia(PT Alkindo Naratama Tbkの子会社であり、西ジャワにて段ボールをはじめとした再生紙由来の紙加工品の製造を行う、以下「Eco Paper」)の西ジャワ州スバンにある製紙工場の屋根に、3MWの太陽光発電システムを設置するものです。

Eco Paperは初期投資を負担せずに価格競争力のあるクリーンな再生可能エネルギーを利用し、電気代を削減することが可能です。また、消費電力の一部を再生可能エネルギー由来に切り替えることで、事業活動における温室効果ガス(Green House Gas : 以下GHG )の効果的な削減に貢献します。本事業で想定されるGHG 削減量は、2,182 tCO2/ 年を見込んでおり、インドネシア政府の掲げる2060年までのカーボンニュートラル達成にも寄与するものです。

■事業概要

事業名 ジャワ島における製紙工場への3MW屋根置き太陽光発電システムの導入
太陽光発電設備 定格出力 3.033MWp
導入施設および所在地 「PT Eco Paper Indonesia」の製紙工場(インドネシア、西ジャワ州、スバン)
国際コンソーシアム構成事業者 代表事業者:
アラムポート株式会社
共同事業者:
自然電力株式会社
PT ATW Alam Hijau
PT Eco Paper Indonesia
着工 2023年11月
試運転開始予定 2024年10月

[1] 優れた脱炭素技術等を活用し、途上国等における温室効果ガス排出量を削減する事業を実施し、測定・報告・検証(MRV)を行う事業。途上国等における温室効果ガスの削減とともに、JCMを通じて我が国及びパートナー国の温室効果ガスの排出削減目標の達成に資することを目的とする。優れた脱炭素技術等に対する初期投資費用の2分の1を上限として補助を行う。

【Alam Energyについて】
2020年7月設立。Alam Energy (会社名 : PT ATW Alam Hijau) は自然電力株式会社、NiX JAPAN 株式会社を基幹企業とするNiXグループ、太陽光発電設備の販売事業とその建設事業を行っているATWグループとアラムポート株式会社の合弁会社。インドネシアにて屋上太陽光レンタル事業を展開している。

  • 本社:Wework Sinarmas MSIG Tower 37th Floor, Jl. Jend. Sudirman Kav. 21, Setiabudi, Jakarta Selatan 12930
  • 代表取締役:西森聡一郎
  • Webサイト: https://alamenergy.co.id

 

【自然電力株式会社について】
2011 年 6 月設立。「青い地球を未来につなぐ」を掲げ、太陽光・風力・小水力・バイオマスによる再生可能エネルギー発電所の開発・資金調達・アセットマネジメントを手掛け、これまでグループとして国内外で 1 ギガワット以上の再生可能エネルギー発電事業に携わってきました。2016年より海外事業にも注力しており、東南アジア・ブラジルを中心に開発・発電事業を展開。また、2019年からはエネルギーテック事業に参入し、自社開発のEMS(エネルギー管理システム)により、マイクログリットやVPPの構築やEVのスマート充放電サービス等を提供しています。

  • 本社:福岡県福岡市中央区荒戸1丁目1番6号 福岡大濠ビル3F/6F
  • 代表取締役:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也
  • URL:http://www.shizenenergy.net

 

【NiX JAPAN 株式会社について】
1979年4月設立。NiX グループは、インフラ技術サービス企業であるNiX JAPAN株式会社(旧社名:株式会社新日本コンサルタント)を中心に国内15社、海外7社とグローバルに展開し、社会インフラの強化をはじめとしたDXサービス事業、海外事業、エネルギー事業(IPP)を行っている。特にインドネシアの発電事業においては、現地エンジニアリング法人を中心に、2か所の自社水力発電所を建設・開発中であり、今後も当地での事業拡大を計画している。

  • 本社:富山県富山市奥田新町1番23号
  • 代表取締役:市森 友明
  • Webサイト:https://nix-japan.co.jp/

 

【アラムポート株式会社について】
2015年3月設立。アラムポートは、インドネシアを中心に東南アジアにおいて現地ニーズに寄り添った再生可能エネルギー事業推進のため、事業開発・投資、コンサル・アドバイザリー事業を行っている。太陽光、水力、バイオマス等、現地資源に合わせた幅広い自然エネルギー発電事業に携わっている。自然電力は、アラムポートに20%出資している。

  • 本社:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館6階 GOODOFFICE有楽町
  • 代表取締役:市森 友明
  • Webサイト:https://alamport.net/

 

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<本件に関するお問い合わせ先>
アラムポート株式会社 窓口
e-mail:info@alamport.com

自然電力株式会社 広報(担当:幸野)
e-mail:se-comm@shizenenergy.net