環境省「令和4年度二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業」に共同事業者として採択 ~インドネシア小水力発電の推進を通じてCo2排出削減に貢献~

2023年4月11日

 

アラムポート株式会社は、環境省が実施する令和4年度「二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism:JCM)資金支援事業のうち設備補助事業」*(以下、JCM設備補助事業)に共同事業者として採択されました。本JCM設備補助事業は株式会社SDGインパクトジャパン(以下「SIJ」)が代表事業者を務めており、インドネシアの水力発電プロジェクト会社のPT. Raisan Energi Indonesia及び弊社を共同事業者とし、北スマトラ州で3.5MWの水力発電事業を行うものです。本プロジェクトで創出された再生エネルギー由来の電力は同国の国営電力会社であるPLNに供給され、年間8,863 tCO2の温室効果ガス(GHG)排出削減が見込まれます。

インドネシアは電源構成における再エネ比率を2025年までに現状の約13%から23%以上までに高める目標を掲げており、再エネ電源への投資促進を進めています。本プロジェクトは、このようなインドネシア政府が進める政策に適応した取り組みとして位置付けられます。また、温室効果ガス削減量をパリ協定6.2条に準拠した二国間クレジットとして発行することにより、日本政府およびインドネシア政府が掲げる温室効果ガス排出削減目標の達成に貢献します。アラムポートグループは、今後もインドネシアの水力発電事業の推進に積極的に寄与していきたいと考えております。

■河川写真

*優れた脱炭素技術等を活用し、途上国等における温室効果ガス排出量を削減する事業を実施し、測定・報告・検証(MRV)を行う事業。途上国等における温室効果ガスの削減とともに、JCMを通じて我が国及びパートナー国の温室効果ガスの排出削減目標の達成に資することを目的とする。優れた脱炭素技術等に対する初期投資費用の2分の1を上限として補助を行う。尚、本事業はインドネシア政府と日本政府の協力の下で実施されている。

 

株式会社SDGインパクトジャパンについて:
SDGインパクトジャパンは、金融及びサステナビリティの専門家によって設立された、サステナブルファイナンスに特化した企業です。当社は国内外の有力なパートナーと一緒にサステナビリティにフォーカスした運用戦略の組成・運営推進、サステナビリティ向上に貢献する革新的な事業のインキュベーションを行っています。持続可能なアイデアやテクノロジーへのインパクトにつながる投資を通じ、人々と地球の持続可能な未来を創造します。

PT Raisan Energi Indonesiaについて:
PT Raisan Energi Indonesiaは、インドネシア北スマトラ州で3.5MWの水力発電事業を行うプロジェクト会社です。国営電力会社であるPLNとは既に長期売電契約を締結しており、今後土木工事及びタービン機器調達を行い、2025年1月に完工を目指しております。

株式会社アラムポートについて:
アラムポートは、2015年3月設立されインドネシアを中心に現地ニーズに寄り添った再生可能エネルギー事業推進のため、事業開発・投資事業、コンサル・アドバイザリー事業を行っております。太陽光、水力、バイオマス等、地域資源に合わせた自然エネルギー発電事業に携わっております。
・本社:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館6階 GOODOFFICE有楽町
・代表取締役:小谷文人
・WEBサイト:https://alamport.net/

 

<本件に関するお問い合わせ先>
アラムポート株式会社 窓口
e-mail:info@alamport.com